このアトキンソンの「引き寄せの法則」本は原典のようなもので、100ページくらいしかない割にエッセンス的なものが多く、まとめるのが難しいです。
要約するとこんな感じ
- 宇宙は一つの大いなる「法」に支配されている。
- それが念の「引き寄せの法則」である。
- プラス(積極)の念はプラスのものを引き寄せる。
- マイナス(消極)の念はマイナスのものを引き寄せる。
- マイナスの念に波長を合わせている人は、周囲のマイナスの念から影響を受ける。
- 成功するためには、プラスの念に波長(本の中ではキイ)を合わせなければならない。
- それには「アファメーション」が有効である。
- プラスの念に常にキイを合わせられるようになるためには、意志の力を正しく使う必要がある。
- 意志の力(ここでは、宇宙の意志とつながっているという扱い)はもともと強いので、鍛錬の必要はない、鍛錬の必要があるのは「心」のほうである。
- 低い自分を克服して、真我を肯定すれば、宇宙の意志とつながる。
- マイナスの念は成功を阻むので、駆逐しなければならない
- 特に「恐怖」を駆逐しなければならない。
- 集中力を鍛えると心が制御できるようになる。
全体を通して言っていることは
- マイナスの感情を克服せよ。
- 意志力を鍛えよ。
ということになるでしょうか。これは他のアトキンソンの本でも共通して触れられていることです。
この本で出てくるアファメーション
「私は真我が支配することを認めます!」
「私は意志の力を使っている!」
「私は真に生きている!」
具体的な訓練
一か月間、毎日少なくとも一つ、不愉快なことをする。逃げ出したくなるような不愉快なことでなければならない。
心に残る言葉
「恐怖するべき唯一のことは恐怖である」
「得たいと思うものを愛しなさい」
他の本に書いていない、当然のことなのに、最近忘れていることが書いてあります。
通常、私たちは意志の力を使うだけのエネルギーを持ち合わせていない。
問題や障害、痛みに刺激されて奮起するまでは流されたままになっている。誰でもつらいことはしたくない。心は怠惰で、願いは小さいものである。
何かを得るときには、それを強く欲する必要がある。何よりもそれを欲し、代価も用意しなければならない。高い実現の邪魔をする低い願望を捨てるのがここでいう代価である。快楽、レジャー、娯楽などを捨てる必要があるかもしれない。望みが大きければ大きいほど、支払う代価も大きくなる。何かを本当に欲しているなら、あなたは進んで代価を支払うはずである。なぜならそれ以外のものの価値は色あせるからである。
人は何かを欲しくてたまらない。と口先では言うが、それを得るために力を尽くそうとはしない。囚人が自由を求めるように、死に瀕した人が命を願うように求めれば、障壁は瓦解するものである。
『引き寄せの法則 すべての願いが現実になる』 ウィリアム・W・アトキンソン (著), 林 陽 (翻訳) reviewed by ikeda on 2014年9月11日 rated 4.7 of 5